りそなホールディングス 年収
りそなホールディングスの平均年収は、2007年には大きく伸びたものの、2008年から、市場の混乱を受けて下がっています。
りそなホールディングスは、りそな銀行をはじめとする銀行の管理を行う銀行持株会社です。
傘下にもつ銀行は、現在では、りそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行の3つですが、その背景では幾度となく合併あるいは改称が行われており、かなり複雑です。
主にりそなホールディングスに関わっている過去の銀行は、りそな銀行と埼玉りそな銀行の前身となったあさひ銀行と、それを合併する形となった大和銀行です。
当時両者ともに、バブル崩壊で膨らんだ負債を抱え、経営悪化が顕著に現れており、合併に際しては、良くない銀行同士が合併して良くなるはずがないと批判を浴びたこともあります。
りそな銀行に関しては、2003年の銀行国有化を巡るニュースを覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
財務体質悪化を受けて、1兆9660億円という膨大な国の公的資金が注入されており、りそな銀行とこのりそなホールディングスは、事実上、国有化されているに等しい状態です。
合併以前の勢力図の関係もあり、埼玉りそな銀行は、あさひ銀行が注力していた埼玉を中心に、業務を展開しています。
一方で、りそなグループ自体は、大和銀行が終始拠点としていた大阪を拠点に、業務を展開しています。
過去の大和銀行時代、都市銀行としては致命的な、金融の本場アメリカでの立場を失ったほか、大和銀行時代から一貫して、都市銀としては珍しい信託部門を併営しています。
さらに、国有化以降は、土曜日や夕方5時までの営業時間拡張を積極的に行っており、良くも悪くもユニークな銀行ということができるでしょう。
何かと不安定さが取り沙汰される銀行ですが、りそなホールディングスの平均年収は銀行業でも良いほうで、平均勤続年数も18年と徐々に伸びてきていることがわかります。
しかし、りそなホールディングスの年収の推移を見てみると、ここ最近では下がる傾向にあることがわかります。
2008年、りそなホールディングスの社員の平均年齢は41歳で、平均年収は908万円です。
前年は927万円だったので、かなり落ち込んでいることがわかります。
この年収額の低下には、やはり世界的な不況にりそなホールディングスが直面している事実が現れています。
しかし、世界的に不況の波が荒れ狂う中、なんとか踏ん張って耐え抜こうとしている企業は、りそなホールディングスだけではありません。
りそなホールディングスは、2009年3月、注入された公的資金の1/3にあたる額の返済を済ませたと発表しました。
今後も、会社の売りである信託と個人向け金融商品を中心に、安心感を全面に出していく予定だと言います。
この平均年収の低下が、過去の合併以前の銀行のように、りそなホールディングスの業績が転がり落ちる前兆なのか、それとも世界的な景気の影響を受けて一時的に起こったやむを得ない落ち込みだったのか、就職、転職をお考えの方であれば今後の動きを見守っていくと良いでしょう。