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日産自動車 年収
日産自動車といえば、2兆円あまりの有利子債務を抱えた1999年の経営危機をきっかけに、ルノー傘下となり、新社長のカルロス・ゴーン氏が就任した時の社会的現象とも言えるニュース報道が記憶に残る方も多くいらっしゃるでしょう。
ゴーン氏による、リストラや工場閉鎖などの徹底したコスト削減は反発を招いたものの、その後業績も回復し、2003年には負債を完済したことからその手腕は高い評価を得ています。
現在公開されている日産自動車に関する最新のデータは、平成21年度3月末までの決算期のものです。
それによると、日産自動車の年収は平均728.1万円となっています。
国税庁調べによる、民間企業の平均年収データによると、2006年で平均435万円となっており、上場企業に限定した平均年収でも約650万円ですから、ほぼ平均を上回る、優良企業ということが言えるでしょう。
この10年で、民間企業の平均年収は年々減少しているのに対し、日産自動車では7年前と比較して平均年収が50万円以上の上昇を見せている事でも、経営危機の状態は完全に脱却していると見てよいでしょう。
2008年のサブプライムローン関連の世界不況の際にも、アメリカが自動車販売数が18%減だったところを、10%の減少に食い止めた事も、経営危機を乗り越えた経験が役立っているようです。
日産自動車は、過去にプリンス自動車と合併したり中島飛行機などの優秀な人材を取り入れることで、長年「技術のニッサン」としての地位を確立してきました。
また日産自動車の特徴として、車好きの男性にファンが多いことでも知られています。
スカイライン、GTR、フェアレディーZ、などのスポーツカーは、いつの時代もカリスマ的な存在として知られています。
最近では、高級ステーションワゴンのエルグランド、ファミリー層に人気のセレナ、近未来を感じさせるデザインのムラーノ、高級セダンのシーマやフーガなど他社メーカーにはない個性的な車をリリースし人気を誇っています。
就職関連では、日産が外資系となってからは即戦力重視の採用形態を取り、同業他社と比べて中途採用者の割合が多いのが特徴でした。
ところが世界的な自動車市場の冷え込みを受けて、09年度の中途採用の実施を見送る発表をしています。
人員削減によるコスト削減を実行するため、新卒採用枠も減少させているようです。
こういったことから考えると日産自動車への就職は狭き門と言えますが、日本の2大メーカーのひとつであるニッサンは組織再編や合理化で業績を回復させる力を持っている企業ですから、売り上げの上昇とともに平均年収も上昇していくことが予想できる優良企業であることは間違いないでしょう。